高年齢継続給付について

2020.12.11

Q:当社で初めて65歳に達する者が出ます。
賃金は月末締め翌月払ですが、65歳到達月の賃金が翌月支給されると考えれば、翌月も高年齢雇用継続給付の対象となるのでしょうか。

A:「支払月」が計算ベースとなります

高年齢雇用継続基本給付金は、60歳以降の賃金の減額をカバーするために支給されます(雇保法61条)。
支給対象期間は、原則として60歳到達時の属する月から、65歳に達する日(65歳の誕生日の前日)の属する月までです。

給付金の額は、支給対象月に実際に支払われた賃金の額に、最大で15%を乗じた額が支給されます(5項)。
賃金は、雇用月に支払われた賃金のみをいい、雇用月を対象とした賃金であっても、他の月に支払われた賃金は、雇用月の賃金として算定しません(雇用保険業務取扱要領)。
賃金が、いつの労働の対償として支払われるかではなくて、支払月ベースで考えることになります。

その他、その月の始めから末日までの間被保険者であることも、支給要件です(2項)。
引き続き雇用するのか退職するのか、その場合に退職日がいつなのかによる影響があります。

参考:労働実務事例研究(2020年版)